《パンデピスのお話》

先日少しお話した、パンデピス

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名前の通り、パン=パン
エピス=香辛料で、香辛料の効いたパンです

少しこのお菓子の歴史を、、、

このお菓子の起源は、10世紀ごろの中国の宗で、兵士の保存食とされていた
「ミ・コン」だといわれています

ミコンは蜂蜜と小麦粉から出来ていたと言われ、
13世紀に中国を支配していたチンギスハンが好み、
ヨーロッパに行く途中、親戚のトルクメン人に与え、
トルクメン人がトルコに進入したことにより、アラブに伝わります

そして十字軍を通して、ヨーロッパに伝わります

ミコンは小麦粉と蜂蜜を練り合わせた、パンに似たもので、
香辛料や香草は加えられていなかったが、ヨーロッパに伝わる過程で
加えられていったと言われています

13世紀のフランドル地方では、レーベンスクーヘンと言う
ミコンに似た菓子が食べられており
ハンガリーにも12世紀に、東ローマ帝国から伝えられたと言われています

中世では他のお菓子と同様に、財力が有り材料の穀物や蜂蜜を、
自前で賄える修道院が、パンデピスの製造の中心となりました

パリでもパンデピスの市が開かれ、
修道士によって動物の形のパンデピスなども 売られました

やがてフランス各地でも作られるようになり、ブルゴーニュのディジョン、
アルザスのものが有名になりました

アルザスのパンデピスは、クッキーのような薄く、
しっかり焼いたものでドイツから伝わったと言われています

このお菓子は12月6日、聖ニコラウスの日に食べられます

聖ニコラウスは子供達の守護聖人であり、
サンタクロースのモデルになったとも言われています⭐️

ある日、3人の娘を結婚させるお金のない父親の話を聞きつけたサンニコラは、
夜になりその家に金塊を三つ投げ入れたところ、
それが娘たちの靴に入り、それがサンタクロースのプレゼントが靴、
靴下に入れられる始まりとなったと言われています

と、そんこんな書いてきましたが、、、

最近はお店で売られているパンデピスも、ライ麦を使わなかったり、
パウンドケーキベースのようなものも増えています

僕も、そう言うのも好きなのですが、今回はあえてライ麦も使い、
バターなども使わない、パンに近いもので作りました

スパイスはシナモン、クローブ、アニス、ナツメグの4種類

時間をかけて、しっかり焼きました

独特の味わい、香りがあるかもですが、食べたことのない方は、
是非食べてみてください⭐️

パンデピスを食べたことがある方も是非、
他のものと食べ比べてみてください!

本日も皆様のご来店、お待ちしております

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